CHICHEN ITZA (チチェン・イツァー)  
ユカタン半島最大のマヤ都市であったチチェン・イツァー。
この有名な遺跡は綺麗に復元、整備され、マヤ文明の残した最高傑作ともいえる
都市を、見事に再現している。

ここチチェン・イツァーは、7世紀に一度放棄されたが、10世紀にマヤ・トルテカ文明
として再び最盛期を迎えた。この時代に作られたカスティージョ(別名ククルカンの
ピラミッド)は、ピラミッド型カレンダーのような物。階段の合計が365段で、太陽暦
の一年を意味するなど、様々な暦の要素が盛り込まれている。
また、秋分の日の夕方には、ククルカン(羽毛の蛇)の影が、中央階段の側面に
現れ、のたうちまわる。

旧チチェン時代の地域には、カラコルと呼ばれる天文台跡があり、異常なまでに
天文学に力を入れていた形跡がある。発達した天文学、数学の知識が、計算さ
れつくされた、仕掛けのある建築を生み出すことになったようだ。

この他、中央アメリカ最大の球戯場。いけにえの心臓が捧げられたチャックモール
や、千本柱の宮殿。セノテ(聖なる泉)。頭蓋骨模様だらけのツァオンパントリ等な
ど、見どころだらけだ。しかしこの巨大な都市も、13世紀にマヤパン族に滅ぼされ、
放棄されてしまった。

場所: メリダとカンクンの間にある。ツアーも多数有り。
入場料: 85ペソ
入場時間: 8:00 - 17:00

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