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翌日、マヤパンを訪れた。 チチェン・イツァーを滅ぼしたマヤパン族は、ここに新たな中心都市を築いた。 しかもチチェン・イツァーを模倣した都市を作ろうと試みたようだ。
まずククルカンのピラミッドを、階段を数えながら登った。65段。これを4倍(4面)すると 260段。何とこれはマヤ宗教暦の一年ではないか。自分で数えながら登っただけに、ち ょっと感動する。頂上から遺跡全体を眺めると、カラコルや、千本柱の宮殿が見える。
スケールは小さいが確かに似ている。後は秋分の日にククルカンの影が現れれば
完璧だが、残念ながらそんな話は無い。
しかしマヤ人というのは本当に数字にこだわった民族だったようで、なにやら暦に合わ せて自ら都を移していったような節もある。ほぼ256年に一度、中心都市を放棄してい るのだ。
692年 チチェン・イツァー放棄
948年 チャカン・プトン放棄
1204年 再びチチェン・イツァー放棄
1461年 マヤパン放棄
そして、マヤの古事記とも言える「ポポロ・ブフ」には、西暦でいうと、2012年12月23日
が地球最後の日、と書かれている。10年後じゃないか。急がなくちゃ。
場所: メリダから国道18号を南下。ピラミッドマークを右折。もっと南に別の
MAYAPANという町があるが、こことは全く関係無いので注意。
入場料: 22ペソ
入場時間: 8:00 - 17:00
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