酒船石遺跡  
ちょうど4月で1400歳の飛鳥大仏を拝んだあと、バス通りを10分ほど南下
すると、左側の小高い丘に、酒船石遺跡が現われた。

まずは、入場料を払い、亀形石造物へ。
2000年の発掘調査で発見された重要な遺跡だ。亀形(すっぽん説あり)と、
小判型の石が中央にあり、上流からは、水がチョロチョロと流れている。
ボランティアの人が、丁寧に色々と説明してくれた。どうやら、ここは祭祀場
だったらしいが、雰囲気が、インカのタンボ・マチャイ遺跡に似ている。

続いて、入口の右側から丘を登ると、古代の石垣の跡があり、その奥の
林の中に、巨石が横たわっている。これが酒船石(さかふねいし)。
その表面には、謎の模様が彫られている。これまたインカ風。
マチュピチュのインティワタナ(日時計の跡)もどきである。

日本書紀に記された「宮の東の山に石を累ねて垣とす」が、この一帯らしい。
まだまだ、色々と埋まっているだろう。飛鳥の聖なる丘なのだ。

場所: バス通り沿いの、万葉文化館の前。    
入場料: 亀形石造物は大人 300円、小人 100円。酒船石は無料。
入場時間: 9:00 - 17:00
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